未経験転職をした理由 3位「やりがいを求めて」、2位「現状の業種・職種に不満」、1位は？

[コネムラメグミ，ITmedia]

　未経験の業界・職種などに転職する「未経験転職」をした人は、どのような理由があったのか。Indeed Japan（東京都港区）が調査結果を発表し、1位は「給与を上げるため」（25.8％）だった。

Indeed Japanは、25〜49歳の正規雇用の転職経験者の男女を対象にした「未経験転職に関する調査」を実施した（出所：photoAC）

「未経験転職をした理由」（出所：プレスリリース、以下同）

　2位は「現状の業種・職種に不満があった」（22.5％）が続き、待遇や現状の改善を求めて転職した人が多いようだ。一方で、3位にランクインした「よりやりがいのある仕事をする」（21.4％）や、4位の「働き方の選択肢を増やすため」（21.1％）、同率5位の「新たな自分の可能性を探す」「新しいことにチャレンジする」（各20.4％）など、仕事に対するモチベーションアップや自身の可能性を広げる機会として、未経験転職を選択していることがうかがえた。

　未経験転職をして良かったと感じている人は「良かったと思う」（42.9％）、「とても良かったと思う」（18.5％）を合わせて61.4％だった。「悪かった」（「とても悪かったと思う」「悪かったと思う」の合計）は4.4％にとどまった。

未経験転職をして良かったと思う割合

　これから未経験転職をする人へのアドバイスでは「年収や待遇などがどのくらい変わるのか確認しておく」（35.1％）が最多。次いで「自分のキャリアを振り返り、未経験でも生かせる強みを明確にしておく」（26.9％）、「無計画ではなく、先のキャリアを見越して未経験転職をしておく」（26.5％）がランクインした。

これから未経験転職をする人へのアドバイス

　現在就業中である25〜49歳の正社員（無期雇用／フルタイム就業者）、会社経営者、会社役員、公務員、団体職員の転職経験者を対象にインターネットで調査した。期間は2023年10月17〜23日、有効回答数は8399人。