日産は欧州最初の生産拠点として1983年にバルセロナに進出したが、2021年12月に生産を停止。当時、日産は不採算事業などを整理し、構造改革の最中だった。
同工場では約3000人の従業員が勤務し、2万〜3万人の関連雇用を生んだとされる。欧州ではドイツに次いで2番目の自動車生産台数を誇るスペイン。日産の撤退に反対するデモが起きるなど、スペイン国内でも注目のニュースとなった。
工場の買い手には中国企業が浮上したこともあったが、地元2社によるプロジェクトが受け継ぐことになった。約3千人の従業員のうち、約3分の1は引退、約3分の1は転職し、残りの3分の1が再稼働を見据えて待機中という。
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