Z世代に人気の動画配信サービス「Netflix」「Amazon Prime Video」を抑えた1位は?3000人に聞いた

» 2024年01月16日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

 NTTコミュニケーションによると、日本のサブスクリプション市場は、2024年には50兆円に達すると予測されている。特に動画・音楽配信サービスは若年層の利用者数が増加傾向にある。Z世代に人気の音楽サブスクとは。大学生向け学習管理SNSを開発・運営するペンマーク(東京都目黒区)が調査した。

photo Z世代のサブスクリプションに関する実態調査(ゲッティイメージズ)

 音楽サブスクについて、最も利用率が高いのは「Apple Music」で34.3%に上った。次に「Spotify」(25.2%)、「LINE MUSIC」(14.4%)と続いた。

photo 利用している音楽サブスク(ペンマーク調べ)

 Apple Musicはブランド力と空間オーディオの活用、約1億曲を超える多様な音楽コンテンツの提供などから、多くの学生に支持されている。Spotifyは無料プランの提供や幅広いジャンルの音楽提供に加えて、アプリ内でのポッドキャスト利用や充実したプレイリストなど、ユーザーカスタマイズ機能が特徴的だ。また、LINE MUSICは、日本国内での知名度やLINEアプリとの連携により、利用者数を増やしている。

Z世代に人気の動画配信サービスは?

 動画配信サービスにおいて魅力的だと感じるジャンルについて、1位は「アニメ」となり32.2%に上った。2位は「映画」(26.3%)、3位は「ドラマ」(11.9%)と続いた。利用している動画配信サービスについては、「YouTube」が最も多く36.8%。「Amazon Prime Video」(22.0%)、「Netflix」(13.8%)と続いた。

photo 動画配信サービスで魅力的だと感じるジャンル(ペンマーク調べ)
photo 利用している動画配信サービス(ペンマーク調べ)

 Amazon Prime Videoにおける最も魅力的なジャンルは「アニメ」(38.1%)となった。また、Netflixでは「映画」(33.0%)、ABEMAでは「アニメ」(33.4%)がそれぞれトップとなった。Amazon Prime VideoとABEMAはアニメの人気が高い傾向が見られた。

 学年別の傾向では、大学1、2年生はAmazon Prime VideoとABEMAを好む傾向があり、3、4年生はNetflixの利用が多かった。若い学年ほどアニメジャンルに強い関心を持っていることがうかがえる結果となった。

 調査は10月12〜18日にインターネットで実施。大学生向け学習管理SNS、Penmarkの公式LINEアカウントを利用中の学生3120人から調査を得た。

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