帝国データが2023年に倒産した企業の件数を発表し、22年から2000件以上の増加となる8497件であることが分かった。前年からの増加率は33.3%で、バブル崩壊後で最も高い数値となった。
負債総額は2兆3769億300万円で、前年の2兆3723億8000万円から0.2%増。パナソニック液晶ディスプレイやユニゾホールディングスなど、負債100億円以上の大型倒産が18件発生し、10年ぶりに2年連続で2兆円を超えた。
業種別では、08年以来15年ぶりに全7業種で倒産件数が前年を上回る結果に。最多は「サービス業」で2099件(前年1601件、31.1%増)で、11年ぶりに2000件を超えた。次いで「小売業」が1783件(同1207件、47.7%増)、「建設業」が1671件(同1204件、38.8%増)だった。
負債額規模別に見ると、倒産が最も多かったのは「5000万円未満」で5024件(前年3682件、36.4%増)。「5億円未満」では倒産が1722件(同1341件、28.4%増)発生し、7年ぶりに1700件を上回った。資本金規模別で倒産が最も多かったのは「1000万円未満(個人事業主含む)」で5853件(同4297件、36.2%増)と全体の7割弱を占めた。
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