モス、約130万食売れた「とり竜田バーガー」に新作 韓国料理モチーフで若者需要を狙う

» 2024年02月05日 17時00分 公開

 モスバーガーを展開するモスフードサービスは、「辛旨(からうま)ヤンニョムのとり竜田(たつた)バーガー 〜なめらかチーズソース〜」を2月7日から期間限定で発売、同時に「和風旨(うま)だれのとり竜田(たつた)バーガー 〜くし切りレモン添え〜」も復活販売する。

photo モスバーガーを展開するモスフードサービスは2月7日から、2種類の「とり竜田バーガー」を発売する(出所:プレスリリース、以下同)

 日本発祥のハンバーガーチェーンである同社は、“MOS JAPAN PRIDE”をコンセプトに商品開発を行ってきた。2022年に発売した「とり竜田バーガー」もその一環であり、同社初となるとり竜田揚げのハンバーガーだった。

 発売直後から人気を博し、以降、毎年期間限定で販売。特に「和風旨だれのとり竜田バーガー」は幅広い年代の利用者から支持を集め、23年は約130万食を売り上げた。24年はさらに若年層に人気のある「辛い商品」を提供したいと考え、韓国料理の定番「ヤンニョムチキン」をモチーフにした「辛旨ヤンニョムのとり竜田バーガー」の発売に至ったという。

photo 辛旨ヤンニョムのとり竜田バーガー 〜なめらかチーズソース〜

 同商品は、とり竜田に唐辛子の辛さが効いたヤンニョムソースをからめ、チェダーチーズをベースにしたチーズソースを合わせた。本場韓国の味わいを再現するため、ヤンニョムソースには、名産地スンチャンの製法で作られたコチュジャンを使用し、辛さだけでなく旨みとコクが特徴の「やみつきになる辛さ(やみ辛)」を追求した。さらに、一味唐辛子やハバネロパウダー、カイエンペッパーなど複数の唐辛子由来の香辛料をブレンドしている。

「和風旨だれのとり竜田バーガー」も復刻

 「和風旨だれのとり竜田バーガー」は、とり竜田に甘みと酸味のバランスを整えたしょうゆベースの和風旨だれとキャベツを合わせ、レモンを添えた商品となっている。価格は「辛旨ヤンニョムのとり竜田バーガー」が490円、「和風旨だれのとり竜田バーガー」430円。全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)で販売する。

photo 「和風旨だれのとり竜田バーガー 〜くし切りレモン添え〜」

 モスバーガーを運営するモスフードサービスの24年3月期第3四半期決算短信によると、既存店売上高は105.4%となり、前年を上回った。同社によれば、昨年販売し好評だった「一頭買い 黒毛和牛バーガー」シリーズのリニューアル再販や、人気アニメ『ONE PIECE』とコラボした福袋が、好調を牽引したという。

【訂正:2024年2月13日13時14分 タイトルと本文の記載を一部修正しました。】

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