地下鉄延伸が完了した「博多」周辺 不動産への影響は？（1/2 ページ）

[神奈川はな，ITmedia]

　住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULL（東京都千代田区）は、「2024年 LIFULL HOME'S みんなが探した！住みたい街ランキング（九州圏版）」を発表した。借りて住みたい街のトップ3には「博多」「西鉄平尾」「高宮」が、買って住みたい街のトップ3には「博多」「西新」「大橋」が選ばれた。

住みたい街ランキング（九州圏版）（画像はイメージ、提供：写真AC）

借りて住みたい、買って住みたい街ランキング

借りて住みたい街ランキング

　九州圏の「借りて住みたい街」ランキングは、7年連続で「博多」（JR鹿児島本線ほか）が1位を獲得した。博多は2位以下と大きくポイントが開いており、圧倒的な人気と賃貸ニーズを誇っていることがうかがえる。2位は3年連続で「西鉄平尾」（西鉄天神大牟田線）、3位は前回から1ランクアップした「高宮」（西鉄天神大牟田線）だった。

借りて住みたい街ランキング

　借りて住みたい街の上位には、2位「西鉄平尾」、3位「高宮」、5位「大橋」、9位「薬院」など、西鉄天神大牟田線の駅が多数ランクインしている。

　このエリアは福岡市中心部より賃料水準に値ごろ感があり、中心部にバスでもダイレクトでアクセス可能なことから、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスに優れている点が評価につながったと思われる。

借りて住みたい街　急上昇ランキング

　借りて住みたい街ランキングで急上昇した街は「茶山」（72位→54位）、「天神南」（108位→91位）など。いずれも福岡市営地下鉄七隈線の駅で、2023年に博多へ延伸開業されたことによる効果が表れている。

　また「香椎宮前」（西鉄貝塚線、81位→66位）、「箱崎宮前」（福岡市営地下鉄箱崎線、63位→49位）など、博多東側エリアに位置する新興住宅地も、新たな居住エリアとして注目されている。

借りて住みたい街　急上昇ランキング