地下鉄延伸が完了した「博多」周辺  不動産への影響は?(2/2 ページ)

» 2024年02月10日 08時00分 公開
[神奈川はなITmedia]
前のページへ 1|2       

買って住みたい街ランキング

 九州圏の「買って住みたい街」ランキングは2年連続で「博多」が1位となった。2位は前回12位から大きく順位を上げた「西新」、3位は西鉄天神大牟田線のベッドタウン「大橋」だった。

 博多周辺では福岡市営地下鉄七隈線の延伸工事が完了し、駅前の整備が進んだことで周辺でのマンション開発が加速。これまで単身赴任者向け賃貸物件中心のエリアだったが、マンション分譲が進んだことで職住近接エリアとしての注目度が高まっている。

住みたい街ランキング九州圏版 買って住みたい街ランキング

 地下鉄七隈線の博多延伸によって交通利便性が高まった駅では、「六本松」「薬院」がベスト10に名を連ねている。

 11位以下にも、これまでほとんど上位に登場することのなかった七隈線の駅が進出しており、11位「桜坂」(前回31位)、16位「茶山」(同50位)、18位「別府(べふ)」(同17位)などで今後の住宅開発に期待がかかる。

住みたい街ランキング九州圏版

買って住みたい街 急上昇ランキング

 買って住みたい街ランキングで急上昇1位になったのは福岡市を代表する繁華街「中洲川端」(福岡市営地下鉄箱崎線空港線など、102位→15位)。23年に新築マンションの販売が始まり、高い注目を浴びたことで一気に87ランク上昇した。また、東区に位置する「名島」(西鉄貝塚線、136位→55位)も新興住宅地として開発が進み、81ランク上昇している。

 福岡市中心部以外では、西鉄天神大牟田線の駅「櫛原」(161位→86位)、「春日原」(88位→43位)が大きく順位を上げている。

住みたい街ランキング九州圏版

 調査は、LIFULL HOME'Sに掲載された賃貸物件・購入物件のうち、実際の問い合せ数を駅別に集計した。調査期間は23年1月1日 〜12月31日。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.