正社員が理想として考える年収と、現実の年収はいくらか。マイナビ(東京都千代田区)が調査結果を発表し、理想の年収の中央値は550万円、現在の年収の中央値は400万円で150万円のギャップがあることが分かった。
現在の年収は年齢を重ねるごとに中央値が高まる傾向にあり、20代で330万円、50代で460万円だった。また、全体のうち400万円未満と回答した人は48.4%で約半数を占めた。
年収アップに効果的と感じている手段の1位は「副業」(23.4%)。年代別に見ると40代が27.0%で最も高く、20代では「転職すること」と「社内で成果を出すこと」が20.5%で最多となった。
理想と実際の副業月収では、理想が「10.5万円」で実際は「5.7万円」だった。副業の年収が1万円に満たない人は59.2%と半数以上を占めた。
現在の生活に金銭的な不安を感じている人は65.5%だった。現在の年収については「満足している」(27.5%)が「満足していない」(48.4%)を大きく下回る結果に。物価高や社会保険料の値上げなどの影響で実質賃金が減少している中、金銭的な不安を抱える人が多いことが見てとれた。
正社員として働く800人を対象にインターネットで調査した。期間は2023年12月16〜18日。
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