ワタミ、テスト販売の「焼肉弁当」が好調 優位性は?(1/2 ページ)

» 2024年02月28日 18時50分 公開
[ZAKZAK]
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 さわかみ投信創業者の澤上篤人さんとニッポン放送で電話対談した。投資運用歴52年、長期投資のパイオニアの澤上さんは『暴落ドミノ 今すぐ資産はこう守れ!』(明日香出版社)を出版し、金融マーケット主導で築いてきた「金融緩和バブル」はもう限界で、大暴落は避けられないという。

photo 東京・梅屋敷の「から揚げの天才」で

 ついに日経平均株価は1989年12月末の史上最高値を一時更新したが、澤上さんは今のマーケットを「お笑いだ」と喝破する。長期で見れば、投資資金を回収し暴落に備えるべき局面だと強く警告する。

 親交がある世界的投資家ジム・ロジャーズさんも今はキャッシュや、ゴールドのポジョンを高めていると言っていた。

 しかし、澤上さんは機関投資家だけは、マーケットが上昇している間は、ライバルと運用成績の差が開くことを恐れ、利益確定ができず今後、大きな被害を受けるだろうと指摘する。個人に向けては「新NISAも今は手を出すべきではない、タイミングが悪すぎる。いい制度だが暴落してから買えばいい」とアドバイスしていた。

 注目すべきは、今回の金融緩和バブルが弾けたときは、これまでと違い中央銀行が助けられないのが恐ろしいという。

 澤上さんの指摘でとくに同意するのは「リーマン・ショックの時は、中央銀行が助けられた。ゼロ金利にもできた。しかし今回は、中央銀行の債務も膨れあがっており、インフレも来ているので、手も足も出ない。そうなると、下値の目途が立たない大暴落になる」という点だ。「いつバブルは弾けると思うか?」と聞くと「明日でもおかしくない」と答えていた。

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