西川、人気の「お尻のまくら」で子ども用を発売 保護者の悩みに着目

[カワブチカズキ，ITmedia]

　西川（東京都中央区）は「Keeps クッション for kids」を2月下旬に発売した。“お尻のまくら”として人気の「Keeps 骨盤サポートクッション」の子ども用シリーズとして展開。「子どもの姿勢の悪さが気になる」という悩みを解決するアイテムとして訴求する。

寝具メーカー・西川が「Keeps クッション for kids」を発売（出所：プレスリリース、以下同）

　Keeps 骨盤サポートクッションは、2022年9月の発売から1年あまりで約7億円の売り上げとなった人気商品。同社の調査では、子育て中の女性で「子どもの姿勢が悪いと思う」「まあまあ悪いと思う」と回答した人が合わせて75％を占めた。子どもの姿勢の悪さを気にする保護者は多いことから、商品化に至った。今回の発売に先立って23年12月にクラウドファンディングサイトで先行予約販売を行ったところ、目標金額の約9倍を達成するなど評判を呼んでいた。

クラウドファンディングの先行販売も好調だった

親の7割が子供の姿勢の悪さを気にしている

　大人用の機能を維持しつつ、子どもの体格に合わせたサイズで、やわらかいウレタンを使用。大人用よりもやわらかく、裏生地に滑り止め加工を施した船底形状をしていることから、さまざまな椅子に使用できる。対象年齢の目安は5〜12歳で、身長は110〜150センチ、体重は15〜45キロ程度を想定する。

「三点支持理論」を応用した立体構造で骨ポジションを安定させる

　同社の独自理論である「三点支持理論」を応用し、崩れがちな子どもの姿勢を、骨ポジションを安定させることで背筋が伸びた理想的な座姿勢に導く仕様とした。坐骨・仙骨・大腿骨の3点で姿勢と圧力バランスを整え、仙骨と坐骨をホールドすることで、長時間でも自然に骨盤の立った理想の姿勢をキープできるという。

　価格は9900円で、カラーはラベンダー、ライトブルー、イエローの3色を展開する。

3色を展開