三越千葉店跡地に23階建てのタワマン、商業施設もオープン

[堀内ひろ，ITmedia]

　東京建物、野村不動産、中央住宅、ファーストコーポレーションの4社は、千葉市中央区のタワーマンション「Brillia Tower 千葉」の第1期販売登録受付を3月9日に開始する。登録は3月20日午後1時までで、同日に抽選を行う。

「Brillia Tower 千葉」外観イメージ（出所：東京建物、以下同）

　Brillia Tower 千葉は、JR千葉駅徒歩4分の三越千葉店跡地に誕生する地上23階建て、総戸数491戸の大規模タワーマンション。京成千葉駅も含め、2駅8路線が利用可能。千葉駅周辺では2018年の千葉駅舎・駅ビル建替えを皮切りに再開発が続いており、「さらなる利便性向上が期待できるエリア」（東京建物）という。

千葉駅周辺再開発概念図

　2階と3階の間に、免震装置を設置した中間層免震構造を採用。基礎免震に比べて免震装置の引張力を減少させ、揺れへの対応力を強化した。また、3〜23階の住居フロアには防災備蓄倉庫を設置し、災害時の入居者の安全を確保している。

構造比較概念図

　1階には商業施設、2階には商業施設に加え、保育所を計画。北側の駅前大通りと、南側のマルシェ通りに沿って商業施設を配置することで、人の流れを生み出し、街のにぎわいを創出することを狙う。1階の商業施設には、三越千葉店を想起させる赤のオーニング（日よけ）を設置した。

低層階建物外観（イメージ）

　2階にはエントランスラウンジ、フィットネスルーム、ゴルフレンジ、マルチスタジオ、近隣住民も利用できるコワーキングスペースを配置。3階には、ゲストを迎えるオーナーズスイート2室とパーティールームを配置した。

エントランスラウンジ（左）とコワーキングラウンジ（右、イメージ）

　専有面積は、3〜22階は30平方メートル台（1LDK）〜90平方メートル台（4LDK）、最上階（23階）は全住戸100平方メートル超。販売価格は6588万〜2億9998万円。竣工は26年8月下旬、引き渡しは26年12月中旬を予定している。