年収マップ、今度は「子どものいる核家族」のうち、世帯年収1500万円以上の割合を地図化してみました(図1)。
「世帯年収1500万円」というと、稼ぎ頭が1人の場合、社員数1000人以上の大企業の部長で届くかどうか。共働きであれば、夫婦ともに大企業の30代・係長クラスなら何とか……というところですが、いずれにしてもハードルの高い数字です。全国平均は 3.2%(30人学級で1人)。1位の東京都でも7.5%(30人学級に2〜3 人)なので、宝くじの7等(300 円)よりも低い出現確率です。
三大都市圏を拡大すると、「1500万円ファミリー」は「700 万円ファミリー」よりも狭い範囲にぎゅっと凝縮していることがわかります(図2〜4)。
大は小を兼ねるというように、高収入の世帯が地価の安い郊外に住むことも珍しくありませんが、全体的な傾向としては都心にアクセスしやすく、教育環境が良好とされる地域で、職住のバランスが取れた暮らしをする世帯が多いようです。
東京都では千代田区(約35%)が飛び抜けて高く、文京区(約21%)、中央区、渋谷区(約19%)、目黒区(約18%)……と続きます。23区外で有数の繁華街、吉祥寺を抱え、大学や公園に恵まれた武蔵野市は全国9位(約13%)です。
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