「年収1500万円」の人が住んでいるのはどこ? 東京23区だけではありませんデータに隠された真実(3/3 ページ)

» 2024年01月03日 09時00分 公開
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 愛知県豊山町は名古屋市の郊外にあり、名古屋方面に通勤する30代のファミリーが多く住んでいるほか、県営名古屋空港(別名:小牧空港)のおひざ元として、航空、宇宙関係の研究開発拠点があります。

 筆者個人としては、大都市から離れた小さな町村に色がついていると好奇心をくすぐられます。その町ごとに個性的な産業があり、そのまわりにさまざまな仕事があって、一つの経済圏を形づくっています。新聞や雑誌がときどき発表する「市区町村別・年収ランキング」も大変興味深いものですが、もう一歩踏み込んで、地方でお金持ちの多い町や村がどのようにしてお金を稼いでいるのか、その仕組みをひも解いてみるのも一興です。

参考:総務省統計局『平成30年住宅・土地統計調査住宅及び世帯に関する基本集計』

この記事は、『ビジュアルでわかる日本』(にゃんこそば、宮路 秀作/SBクリエイティブ)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。


プロフィール:

著者:にゃんこそば

たびたび地図をテーマにしたツイートをバズらせており、雑学的アプローチが得意。X(旧ツイッター)のアカウント

監修 宮路 秀作(みやじ しゅうさく)

代々木ゼミナール地理講師。日本地理学会企画専門委員会委員コラムニスト。Yahoo! ニュース個人オーサー。日本地理学会賞(社会貢献部門)受賞。主な著書は『経済は統計から学べ!』『経済は地理から学べ!』『目からウロコのなるほど地理講義』。 X(旧Twitter)のアカウント


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