では、海外のお店ではどのような独自商品を提供しているのだろうか。
韓国では、日本で売り上げ40位の「牛塩カルビ」が3位にランクイン。これは、同国で焼き肉が好まれていることが背景にある。肉を生で食べる食文化に合わせて生み出した「牛たたきガーリックソース」は売り上げ10位になっている。その他、韓国オリジナルメニューとして「びんとろコチュジャン」「鮮魚チョジャン包み」などを提供している。
香港では、日本で人気1位の「まぐろ」が下位にランクインする一方で、「とろ」の人気が高い。脂がのっているネタが現地では好まれる傾向にあるという。また、「ほたて貝柱」が人気ランキング2位となっているのも香港の特徴だ。同社は、干し貝柱でだしをとるなどなじみの深い食材であることや、日本のほたてが高級食材というイメージが強いことが背景にあると分析している。
シンガポールでは、サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸が「健康に良い」と支持されているため、人気ランキングのトップ3を「焼とろサーモン」「サーモン」「生サーモン」が占めている。また、サーモン関連だけで16商品も展開している。シンガポールのオリジナルメニューとして「焼豚ねぎまみれ」「サーモンスキン」などを用意している。
スシローは23年11月、インドネシアに進出。同国1号店を南ジャカルタの有名モール内にオープンした。現地ならではの施策として、ノーポーク・ノーラードで商品を提供しているという。
迷惑行為の影響で、日本国内ではレーン上に注文した商品のみを流すようになっているスシロー。しかし、海外では日本発のシステムを活用し、商品がレーン上を回転している。
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