今年は、新型コロナウイルス5類移行後初の花見シーズンとなる。外に出て春を感じるイベントを楽しみたい人も一定増えると考えられる中、2024年の花見の市場規模はどれくらいなのか。インテージ(東京都千代田区)が調査を実施した。
今年、花見を「予定している」または「するかもしれない」とした人は合わせて34.5%に上った。昨年より3.2ポイント増となり、コロナ禍の21年と比べると12.8ポイントの増加となった。
花見の予算の平均額は「6872円」で、昨年とほぼ同水準となった。また、予算平均を基に15〜79歳の推定人口から今年の市場規模を試算すると2307億円となり、23年比で109.8%となった。
花見を予定している場所やシチュエーションについては「【昼間】近場の桜が咲いている場所」が最多回答となり73.1%。2位には「【昼間】近場の桜の名所」(42.7%)と続いた。遠出よりも近所で気軽に花見を楽しみたい意向が見受けられる結果となった。
職場の人との花見について、どのように考えているのか。最も多い回答は「先輩・同僚・後輩などいろいろな人と楽しみたい」が69.2%と約7割を占める結果に。一方で、「職場のお花見は気が乗らない」(15.4%)「先輩や上司とのお花見は気が乗らない」(7.7%)といった回答も一定数見られた。
回答者からは「ここ何年間はしていないが、昔の気の合う同僚と。強制はせず、行きたい者同士でやれば良いと思う」「職場外での親睦が深まる」といった意見が寄せられた。
調査は2月15〜19日にインターネットで実施し、15〜79歳の男女を対象とした。有効回答数は2500件。
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