これに対し、長崎氏は富士吉田市を含め、富士河口湖町、山中湖村など富士北麓地域の自治体で登山鉄道の地元説明会を昨年11月から順次開催してきた。 「10年前の富士山の世界遺産登録は条件付きだ。当時、多すぎる来訪者などが問題視され、改善が求められたが、この10年間に来訪者は倍増した。世界遺産登録はく奪の危機を感じる」として、来訪者コントロールが急務と訴える。
現在の山梨県側のメイン登山ルートである「富士スバルライン」は「道路法上、自動車やバスを制限できない」(長崎氏)とされる。スバルライン上に軌道を敷き、5合目までの移動を次世代型路面電車(LRT)にすることで、来訪者数をコントロールする考えだ。
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