富士山の麓と5合目を結ぶ有料道路の富士スバルライン上に軌道を敷き、次世代型路面電車(LRT)を運行させる。距離は25〜28キロで、景観を重視するため、架線を使わない地下からの給電方式を検討している。一般車両の通行を禁止して、来訪者コントロールを図るほか、雪に強い特性を生かし、年間を通じて運行させる考え。
〜記者の独り言〜
富士山登山鉄道は、スバルライン上に軌道を敷くことで、新たな開発や自然破壊を最小限にできる面などは評価できる。一方で、架線レスのLRTがスバルラインの急勾配を登り降りできるかなど技術的な課題が多く残され、現時点の構想では完成時期などを提示できていない。時間軸が明確でない中で、構想の賛否の議論は時期尚早に思う。それだけに対立だけがクローズアップされてしまっている感が強い。(平尾孝)
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