企業選びで「成長環境」を重視する人は94%──こんな調査結果をエン・ジャパン(東京都新宿区)が発表した。成長環境を重視する理由では1位が「できる仕事の幅を広げたいから」(69%)、2位が「自身の市場価値を高めたいから」(67%)となった。
成長環境を重視する理由を男女別に見てみると、1位と2位は全体と同様のものが挙げられた一方、3位には男性が「昇給・昇格したいから」(50%)、女性は「仕事人生を充実させたいから」(53%)がランクインし、男女で異なる結果となった。
どのような制度や風土がある企業に成長環境があると感じるかの質問では、「公募制度など、意欲ある社員の可能性を広げることができる制度」(20代男性)、「自分の能力の少し上の能力が必要な仕事にアサインされる環境」(30代女性)、「時流をとらえながら自社独自の目標やビジョンがあり、売り上げ以外での共感を作れる環境を持つ企業」(30代男性)などの意見が寄せられた。
仕事を通じて成長している実感があるかの質問では、全体の66%が「ある」、34%が「ない」と回答した。男女別にみると、女性の方が「頻繁にある」と回答した人は男性より7ポイント少なく、「ほとんどない」と回答した人が8ポイントほど多くなった。
仕事を通じて成長がないことを理由に転職を考えたことがあるかについては、9割が「転職を考えたことがある」と回答した。
自信の成長を妨げていると感じるものについて、全体で最も多かったのが「身近なロールモデルがいない」で45%だった。次いで「年功序列の風土がある」(30%)、「上司に相談しにくい」「職場内で協力し合う文化がない」(いずれも25%)と続いた。
調査は3月2〜22日、転職サービス「AMBI」を利用する39歳以下のユーザー1223人を対象にインターネットにより実施した。
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