チョコザップの月額料金3278円「ずっと変えない覚悟」 ライザップの瀬戸社長が明言（1/2 ページ）

[産経新聞]

　トレーニングジムを運営するRIZAP（ライザップ）グループの瀬戸健社長は、24時間営業の小規模無人ジム「chocoZAP（チョコザップ）」の月額料金3278円を今後も変えない方針を示した。産経新聞の取材に明らかにした。近年の物価高によるサービス値上げが相次ぐ中、チョコザップで利用できるサービスを増やしながらも「追加料金なしで全てのサービスを利用できることに社会的価値がある」と強調。「（月額料金も）ずっと変えない覚悟でいる」と明言した。

取材に応じる瀬戸健社長（西村利也撮影）

　瀬戸氏は、サービス拡充に伴う月額料金の値上げや追加料金を取らない理由について、「50円、100円の値上げでも気にする人は多い。月額3278円払えば、思う存分サービスを利用できるということが重要になる」と指摘。「決められた月額料金の中で、どのようなサービスを提供できるかが企業の工夫になる。値上げに頼ると、（こうした工夫する能力が）ズルズルと（下がって）いってしまう」との見解を述べた。

　月額3278円という料金設定については、「利用者が払った金額以上に元をとれたと思ってもらえるか。そこにこだわった設定にしている」と説明。「1日100円という分かりやすさで、使わないと損と自信を持って言える価格にしたい思いがあった」と述べた。