大阪・難波に高級ホテルや商業施設入る大型複合ビル、特徴は?(1/2 ページ)

» 2024年04月06日 09時09分 公開
[産経新聞]
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 大阪・難波で関電不動産開発と南海電気鉄道、大阪メトロが中心となり、高級ホテルや商業施設などを備えた高さ100メートル超の大型複合ビルの建設を計画していることが5日、分かった。南海難波駅前の広場や、訪日客に人気の商店街などに近接する立地で、令和13年ごろの完成を目指す。災害時に一時滞在できる空間を整備するなど、地域のニーズを踏まえた開発を進める。

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 ビルの敷地面積は約3200平方メートル、延べ床面積は約5万平方メートル。地下街と直結し、低層階には商業施設やオフィスなどを備え、上層階には4つ星ランクのホテルの入居を計画する。関西国際空港へのアクセスに優れる利便性を生かし、訪日客需要の取り込みを狙う。

 地下から低層階には、通常はビル内の移動をスムーズにする回廊などとして利用される空間を整備し、災害時には帰宅困難者などが一時滞在できるようにする。救援物資を保管する倉庫も備える。

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