メタの投資広告、半数以上が著名人なりすましか 2位に堀江貴文氏、1位は?(2/4 ページ)

» 2024年04月15日 07時03分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 前沢氏によると、前沢氏になりすました詐欺広告による被害は188件、被害総額は約20億円に達するという。前沢氏と堀江氏は10日、自民党の消費者問題調査会などの合同勉強会に出席し、なりすまし広告の規制強化を求めた。

photo X(旧ツイッター)で詐欺広告の被害を訴える前沢友作氏

 産経新聞がメタが提供するフェイスブックやインスタグラムなどのサービス上で今年配信された「投資」という言葉を含む広告2万742個を調査したところ、前沢氏ら著名人の名前が含まれたものが半数以上を占めていた。これらは同じ文章を流用して機械的に大量に作られていることから、詐欺広告の可能性が高いとみられる。

 こうした広告に名前が登場した著名人では、経済アナリストの森永卓郎氏が3035個で最多。次いで、堀江氏、「2ちゃんねる」開設者の西村博之氏が多かった。投資というテーマに相性が良いと思われる芸人の中田敦彦氏、「青汁王子」として知られる実業家の三崎優太氏の名前も使用されていた。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.