星野リゾートは4月17日に開催した記者発表会で、6月20日に開業を予定している「星野リゾート 1955東京ベイ」(千葉県浦安市)の狙いを明らかにした。
1955東京ベイのコンセプトは“古き良き”を意味する「OLDIES GOODIES」。館内デザインは、1955年頃の米国の世界観をモチーフとしている。東京ディズニーリゾートから無料のシャトルバスで約30分の場所にあるという。同社は「テーマパーク旅を便利で快適にするホテルサービスを追求する」としている。
同施設には、営業時間が午後6〜11時のレストランがある。これは、夜遅い時間に到着しても出来立ての食事が楽しめるようにするための配慮だ。それぞれの事情に応じて食事を自由に組み合わせられるように、丼物やホットデリ・コールドデリを用意した。
また、朝早くからテーマパークに出発する利用客に向けて、和洋ビュッフェが楽しめるレストランを午前6時から営業する。
チェックイン前、チェックイン後も自由に過ごせるパブリックスペース「2nd Room」も用意した。「家族や友人と翌日の作戦会議をする」「早朝に到着した際にひと休みして、出発前の身支度を整える」といった用途を想定している。パブリックスペースには、軽食、菓子、酒、テーマパーク旅をサポートするアイテム(レジャーシートなど)を取り扱う24時間営業の店舗を併設する。
1955年は、世界初のディズニーランドが米国にオープンした年だ。そうした当時のアメリカンカルチャーを全体的に意識しているという。
1955東京ベイ総支配人の穴井主税氏は「テーマパーク旅を楽しみたい方のニーズを研究し、サービスに落とし込んだ。24時間利用できるパブリックスペースを用意したのは星野リゾート初となる」と語った。
新しいコンセプトのホテルは利用者の支持を得られるか。
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