メルカリ(東京都港区)は4月16日、スポットワーク検索サービス「メルカリ ハロ」の全国展開を開始した。スポットワークとは、空き時間や短時間で働くことを指す。メルカリ ハロは3月6日から1都3県の求人掲載を開始し、1カ月で登録者数が250万人を突破した。
メルカリによると、スポットワーク市場は1500万人規模に成長しているという。2040年には日本全体で1100万人の労働力が不足すると予測され、地方では特に深刻化している。同社は「柔軟な働き方を選択し活躍できるスポットワークは、構造的な人手不足を解消するための役割を担う」とコメントしている。
同社が3月に実施した調査によると、メルカリ ハロで勤務した人の62%が「スポットワーク初心者」だった。また、勤務した人の45%が2回以上メルカリ ハロを利用した「リピーター」となった。
登録者の年代を見ると、「20代」(30.1%)が最も多く、「30代」(24.8%)、「40代」(20.8%)と続いた。属性別では3人に1人が「会社員・団体職員」(34%)であり、高まる副収入ニーズの受け皿にもなっていることがうかがえる。
メルカリは、全国展開の開始に合わせて、大阪にも新たな拠点を設立。今後は全国チェーン店のほか、ローカル店舗や中小事業者など、5万店舗以上の求人を公開していく予定だ。
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