働く人の平日ランチ、平均額は? 「自炊派」が3割

» 2024年04月25日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

 ビジネスパーソンの平日のランチについて、3割が「自炊派」としたことがリクルート(東京都千代田区)の外食市場に関する研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査で分かった。働く人々の平日のランチ予算は?

photo 働く人々の平日のランチ予算は?(ゲッティイメージズ)

 ビジネスパーソンの平日のランチについて、最も多い回答は4年連続で「自炊、または家族などが作った食事」(31.1%)となった。以降「小売店や飲食店で購入した食事」(20.4%)、「自分、または家族などが作った弁当」(19.2%)と続いた。

 年代性別ごとに見ると「自分、または家族などが作った弁当」は20代女性と40〜50代女性で、「外食店内での食事」は60代男性で他の年代性別より高い傾向となった。

photo 先週の平日のランチは、どのように食事したか(リクルート調べ)

平日ランチの全体平均価格は?

 平日のランチの全体平均価格は452円で、2年連続で過去最高額を更新した。形態別に見ると最も高かったのは「出前、デリバリーしたもの」で平均1368円(前年1332円)。次に「外食店内での食事」が平均1243円(前年1190円)で、どちらも4年連続で増額した。

 その他、最も安い「自炊、または家族などが作った食事・弁当」の平均392円(前年393円)を除く全ての食べ方で前年より増額となった。年代性別ごとに見ると、20代男性で「出前、デリバリーしたもの」が平均1601円、60代女性で「外食店内の食事」が平均1495円となり、他の年代性別よりも高かった。

photo 平日のランチ1回あたりにかける予算・平均値(リクルート調べ)

 1年前と比較し、ランチの食べ方として増えているものを尋ねた。「自炊、または家族などが作った食事・弁当」(18.3%)が調査開始以来、5年連続で最多回答となった。一方で、過去の調査と比較すると、内食(自炊)と中食(テークアウト、デリバリーなど)は全ての食べ方において2年連続して減少。また、外食については「社食、学食」のみが増加し、「外食店内での食事」「小売店でその場でイートイン」は前年比でマイナスとなった。

 同社は「コロナ禍からの回復が一段落した上で、物価高が影響している可能性も考えられる」と分析している。

photo 1年前と比べて平日ランチの食べ方で頻度が増えたもの(リクルート調べ)

 1月17日〜2月2日に事前調査を実施し、3月1〜12日に本調査を実施した。本調査では、首都圏、関西圏、東海圏に住む20〜69歳の男女から回答を得た。有効回答数は5534件。

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