「洋服の青山」が夏用スーツ発売 室温28度でも快適な通気性：プロダクトInsights

[熊谷ショウコ，ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

　青山商事（広島県福山市）は5月9日、夏場でも快適に着用できる「#すごスーツ 清涼企画」を発売した。カラーはブラック、ネイビー、グレー（シャドーストライプ）の3種類で、価格は各3万2890円。全国の「洋服の青山」および公式オンラインストアで販売している。

「#すごスーツ 清涼企画」を発売（出典：プレスリリース、以下同）

　同社はジャケットやスラックス、ポロシャツなどの各アイテムに顧客の要望が多い機能を備えた商品「#すご」シリーズを展開。「#すごスーツ」のほか、「#すごジャケ」「#すごスラ」「#すごチノ」などをラインアップしている。

　今回は夏場でも「より涼しくて快適なスーツ」がほしいという要望や、環境省が推進する脱炭素な暮らしを目指す国民運動「デコ活」に対応するスーツとして、オフィス内の推奨温度28度でも快適に過ごせる通気性に優れたスーツを企画した。

商品イメージ

　表地には、軽量でスポーツ衣料にも使用されているストレッチ性の高い糸を混紡した生地を採用。肌にまとわりつく裏地は、極力なくしながらもサラッと着用できるように軽くて通気性の良いメッシュ裏地を採用することで、同社の従来品と比較して約20％の軽さを実現した。

通気性の良いメッシュ裏地

“あぐら”をかきやすいガゼットクロッチ仕様

　同社商品部の河原林孝太氏は「地球温暖化の影響もあり、4月から25度を超える夏日を記録するなど、年々気温が上昇している。そのよう中で『より涼しくて快適なスーツ』が欲しいという声があがっている。見た目は通常のスーツでありながら夏場に快適に着用できる清涼感と軽さ、ストレッチ性を兼ね備えたスーツを企画した」としている。