ローソン、6種の抹茶商品を発売 背景に「4年で売上2.5倍」の需要プロダクトInsights(1/2 ページ)

» 2024年05月27日 19時45分 公開
[ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 ローソンは5月28日、茶屋ブランド「森半」監修の宇治抹茶を使用したデザート、パン、チルド飲料、計6商品を発売する。抹茶を使用した商品の売上高が大きく伸長していることを受け、商品力および取扱品目の強化を図る。

photo ローソンが抹茶の新商品を発売(提供:ゲッティイメージズ)

世界的な抹茶ブームも後押し

 海外での健康志向や日本食ブームを背景に、日本産の緑茶は世界的な人気を呼んでおり、2023年度には粉末の抹茶をはじめとした日本の緑茶の輸出額は約292億円と過去最高額となっている。

 ローソンでも抹茶を使用したスイーツやパンの人気は高まっており、2019年から2023年にかけても品目数は19品から33品へ、売上高は約2.5倍へと大幅な伸びを見せた。

 森半は共栄製茶(大阪府大阪市)による京都・宇治の老舗茶屋ブランド。森半の監修商品は2022年5月の開始以来、スイーツやパンなどの計13品を取り扱っており、累計1100万個以上を販売(2024年4月末時点)。主に40〜50代の女性顧客を中心に好評を博したという。

photo 「Uchi Cafe×森半 濃いお抹茶ロールケーキ(お抹茶ソース入り)」(268円 ※沖縄では価格が異なる)
photo 「Uchi Cafe×森半 濃いお抹茶どらもっち」(246円)
photo 「Uchi Cafe×森半 濃いお抹茶大福みたいなパンケーキ」 (322円 ※沖縄での発売なし)
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