入退社手続き、4割超が「紙ベース」で管理 「管理できていない」の声も最多は「エクセル・スプレッドシート」

» 2024年06月06日 08時30分 公開
[ITmedia]

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 「45.5%が従業員の入社・退社手続きの進捗を紙ベースで管理している」──そのような結果が、従業員ライフサイクル一元管理ツール「mfloow(エムフロー)」を提供するメタップスホールディングスの調査から分かった。

4割超が入社・退社手続きの進捗を紙ベースで管理している(画像:ゲッティイメージズより)

 最も多かったのは「エクセル・スプレッドシート」で57.0%。紙ベースに次いで「クラウドサービスやソフトウェアなどのツール」が36.6%だった。かなり少数派ではあるものの、「管理できていない」(0.6%)との回答も見られた。

入社・退職手続きの進捗、何で管理している?(画像:以下、プレスリリースより)

発生しやすいトラブルは? 時間がかかっている業務も調査

 入社・退職時の手続きで起こりがちなトラブルを調査したところ、過半数が「入社・退職手続きの遅延」(50.7%)と回答。2位は「入社・退職手続きのタスク漏れ」(46.7%)、3位は「社員情報の更新漏れ」(44.8%)という結果に。4割以上が上位3項目のトラブルを頻繁に処理していることが分かった。

入社・退職時に起きがちなトラブル

 入社・退職時の手続き管理方法で課題に感じている点については、過半数が「入社・退職者の手続き対応が煩雑」(52.6%)を挙げた。以降、「入社・退職者の手続き対応を行う人手が足りない」(32.8%)、「他部署との連携(コミュニケーション)が上手くいかない」(30.3%)と続いた。

入社・退職時の手続き管理で課題に感じている点は?

 どのような業務に時間を割いているのか? 1位は「必要書類の作成と確認」(36.5%)だった。2位は「タスクの進捗確認」(30.1%)、3位は「情報の収集と整理」(28.6%)となった。

入社・退職時の手続きに関する業務で時間がかかっているのは?

 調査は、社員の入社・退職手続き管理業務を行うことがあると回答した、従業員数50人以上の企業の人事、労務、総務、情報システム部門、管理部責任者を対象にインターネットで実施した。期間は2024年4月17〜18日、有効回答数は1009人。

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