ショーグンバーガーは何よりも、インバウンドの観光客が喜ぶ和牛を使ったバーガーという点に、大きな特徴がある。黒毛和牛を粗挽きしたパティは、オーダーを受けてから丸めて、鉄板で押しつぶしながら焼く。旨味が強いスネ肉を使った、ゴリゴリとした食感が楽しい。国産小麦のバンズも使い、1000円を超えるハンバーガーながらコストパフォーマンスは高い。
目の前にシェイクシャックの巨大な店舗ができたのは痛手だが、和牛のパティと濃厚なチェダーチーズの相性を追求したチーズバーガーが1380円ならば、人気が衰えることはないだろう。焼肉店に行くと非常に高額な和牛が、手軽に食べられる商品となっている。
実際のところ、ショーグンバーガーの渋谷店は今、シェイクシャックがオープンする前よりも顧客が増えているように見えるほどだ。日米高級バーガーチェーンの相乗効果が起こっている。
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