渋谷で人気を得ているマムズタッチであるが、ただちに全国展開をして、成功できると考えるのは早計ではないだろうか。例えば、チキンの下味に辛いスパイスが使われているので、辛いものが苦手な人には受け入れられがたい。ドリンクにコーヒーや紅茶がないのも気になる。
また、今のところ顧客層は韓国コスメや、韓国アイドルなど、韓国のポップカルチャーが好きなZ世代の若い女性に偏っている。この点は運営側も理解しており、1号店を流行り廃りの激しい都内の新大久保につくって、すぐに消費されてしまうのを回避したのではないだろうか。
渋谷ならば、若い女性が多い新大久保と違って老若男女がいる。インバウンドも多く、まだ進出していない国の人たちへの宣伝にもなる。今後はいかに顧客層を広げられるかが、日本で定着するかどうかのポイントになるだろう。
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