日本初進出となるマムズタッチの爆発的人気は、ある程度予想されていた。2023年10月20日〜11月9日に渋谷でポップアップストアを展開しており、期間中は行列が絶えず、3万3000人が来店していた。満を持してオープンした渋谷店は、40日あまりで累計来店者数10万人、売上高1億円を達成したという。1日の平均来店者数は約2500人で、テーブル回転数10回は、業界平均の2倍を超えるとも発表している。
マムズタッチは2021年から海外進出を行っており、これまでに米国・タイ・モンゴルに出店。日本は4カ国目の進出となる。特徴は、オーダーを受けてから店内のキッチンで作り上げる点にあるだろう。工場で生産した冷凍チキンを調理するのではないクオリティーの高さと、手に取りやすい価格から、韓国では“神コスパ”ともてはやされているらしい。ちなみに韓国での価格はサイバーガー単品4600ウォン、だいたい日本と同じ価格だ。
サイバーガーはパティ1枚で相当なボリューム感がある。ラーメンでも普通に1杯1000円以上はする渋谷の外食事情では、相対的に割安だ。セットでポテトとドリンクが付いて850円というのも安い。
日本進出に当たっては、ビーフバーガーの「本格プルコギバーガー」(550円)を新たに開発。骨なしフライドチキンは、プレーン(2ピース450円)だけでなく、日本で人気の韓国フードのヤンニョムチキン(2ピース490円)もある。
フードだけでなく、2階に韓国で人気の「レシート写真機」があり、無料で使えるのも話題になっている。シャッターを押すと、スマホやプリクラでは撮れない、画像が粗いレトロなモノクロ写真がレシート状の紙に印刷されて、2枚出てくる。
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