英語学習、3人に1人が「うまくいかなかった」 効果的な学習に必要なものは?

» 2024年06月13日 05時00分 公開

 リスキリングの一環として、学習している人が増えているとされる「英語」。この英語学習について、4割弱の人が「つまずいてしまった」と感じていることが、ベンド(東京都千代田区)の調査結果で分かった。

photo 英語学習に関する調査結果(提供:写真AC)

 自身の英語学習について「うまくいった・レベルが上がった」と回答した人は、63.6%だった。一方で36.4%が「つまずいてしまった・レベルが上がらなかった」と回答した。

photo 自分の行なった英語学習についての考え(出所:プレスリリース、以下同)

 うまくいったと考えている人と、うまくいかなかったと考えている人のそれぞれに、英語学習の目的を聞いた。

 うまくいった人と考えている人が最も多く回答したのは「職業上の理由で英語能力が必要だから」(21.2%)だった。うまくいかなかったと考えている人の1位は「個人的な興味や趣味」(22.1%)で、他の回答からも、内発的動機付けで英語学習を始めた人が多いとうかがえる結果だった。

photo 英語学習を行った最大の目的

 主に用いた学習手段の1位は「アプリを利用した学習」(110人)。2位は「自習用の教科書やワークブック」(109人)、3位は「語学学校やクラスでの対面授業」(80人)が続いた。最も効果を感じた学習手段では「英語話者との会話練習」(124人)に最も回答が集まった。

photo 主に用いた英語学習の手段
photo 最も効果を感じた学習手段

 英語学習をより効果的にするために必要なものの1位は「より多くの英語実践の機会」(29.9%)。2位は「定期的なフィードバックと指導を受ける機会」(14.1%)、3位は「金銭的余裕」(13.0%)が続いた。

photo 英語学習をより効果的にするために必要なもの

 自発的に英語学習を実際に行った・行っている20代以上の500人を対象にインターネットで調査した。期間は5月11〜18日。

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