JINSが「目が小さくならないメガネ」発売 レンズの厚みも目立ちにくいプロダクトInsights(1/2 ページ)

» 2024年07月01日 10時57分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 眼鏡チェーン「JINS」を運営するジンズ(東京都千代田区)は7月4日、「目が小さくならないメガネ」を発売する。近視の視力矯正用メガネを使用する際の「目が小さく見える」「レンズの厚みが目立つ」といった悩みを解決する。

 ラインアップはデザインが4タイプ、カラーが各3色の計12種で、価格は度付きレンズ代込みで各9900円。オリジナルケースとセリート(メガネ拭き)が付属する。

「目が小さくならないメガネ」(出典:プレスリリース、以下同)

どうやって「目が小さく見えない」を実現したのか

 一般的な近視用メガネは、視力矯正用レンズ(凹レンズ)の構造により中心が最も薄く、縁に向かうほど厚みが出る形状となっている。そのため収縮作用によって、メガネレンズ越しの目が小さく見える現象が起きる。

視力矯正用レンズの構造
レンズ越しに見える目元全体が小さく見えるため、顔の輪郭がぐっと内側に入って見えることも

 「目が小さくならないメガネ」では、錯視効果を応用したフレームデザインを採用。レンズが小さくなるようにフレームのサイズを設計し、濃いカラーを採用することで、目が小さく見えることを軽減している。

一般的なメガネとの比較
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