解体された「中銀カプセル」活用のホテル、内装デザインの4案が決定冬に開業予定(2/2 ページ)

» 2024年07月12日 11時13分 公開
[熊谷ショウコITmedia]
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黒川紀章氏のメタボリズム思想を投影したデザインも

 3つめは、THIRDPROJECT代表の岸田佳晃氏、Studio the SUN共同設立者の井辺陽子氏、tombow architects設立者の小林佑輔氏がデザインした「Horizon Capsule - 風景を取り込むカプセルホテル -」。全溶接トラスによるシンプルな立方体のカプセルを、建築家・黒川紀章氏のメタボリズム思想を投影したアートとして展示することを試みたものとなる。

「Horizon Capsule - 風景を取り込むカプセルホテル -」

 4つめは鎌倉・逗子葉山エリアに特化した設計事務所・邸宅巣箱の早坂直貴氏、斧田裕太氏、中村一翔氏が手掛けた「Off Pod」。情報が届きすぎる時代に何も届かない場所でしか気付かない景色、思い出せない感覚、考えられないことがあるとして、「off」になる空間をデザインしたという。

「Off Pod」

費用はファンドによる資金調達を予定

 開設にかかる費用は、同社が運営する地域活性ローカルファンド「ハロー! RENOVATION」で調達。事業に対する共感や応援、参加をコンセプトとし、一般の投資家だけではなく自治体や地域金融機関、地元企業から大手企業までさまざまなステークホルダーが事業に参加できる仕組みを設ける。

設置イメージラフスケッチ(ランドスケープデザイン監修:株式会社NOOSA/代表:岩見大督)

 2024年8月中旬からファンドによる資金調達を行い、その後、内装デザインの工事などを実施。2024年末から2025年1月ごろのオープンを目指すとしている。

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