ローソンは7月30日、全国のローソン店舗で桃を使ったスイーツ4種を発売する。7月24日に同社が開催したスイーツの新作発表会で商品開発担当者がその狙いや背景を語った。
発売するのは「ごろっとした1/2個分桃のタルト」(319円)、「ごろごろとした桃のオムレット」(329円)、「とろける桃杏仁」(259円)、「ぎゅっと桃大福」(171円)の4種類。いずれも、桃が目立つような設計としている。特にタルトにおいては、桃を細かくカットしたりせず、2分の1個を丸ごと使うことで、インパクトを感じられるようにした。
8月はシャインマスカット、9月は栗、10月にはさつまいもを使ったスイーツをそれぞれ発売する予定だという。
ローソンでは、これまでも旬の果物を利用したスイーツを発売してきたが、今回は特に「季節感」を意識した展開を目指すという。具体的には、桃を想起させるピンク色が目立つような商品パッケージにする。また、かわいらしいピンク色の販促物を使う予定だとしている。
開発を担当した同社の鈴江裕子氏(商品本部 デイリー・FF部 シニアマーチャンダイザー)によると、消費者調査で「コンビニでは季節感や旬を感じにくい」という声が寄せられたという。また、ローソンでは毎週多くの新商品を発売しているが、「そんなに新商品が出ているの? 気付かなかった」という消費者も。こうした意見を背景に、季節感をより強く打ち出していくことで、売り場の変化を感じてもらいたいとしている。
タルトとオムレットの販売目標数は80万食、杏仁と桃大福は50万食と設定した(販売期間は4週間)。ローソンの取り組みは消費者の支持を得られるか。
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