青山商事の「ひんやりTシャツ」が好調 職場で「Tシャツ」が定着？：プロダクトInsights（1/2 ページ）

[ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

　「洋服の青山」などで販売している、ビジネスパーソン向けのTシャツが好調のようだ。青山商事（広島県福山市）は昨年も人気だったビジネスTシャツを前年比約1.5倍の数量を用意したものの、4〜6月は同約2倍のペースで売れているという。

ビジネスTシャツが売れている（出典：青山商事、以下同）

　人気の背景として、同社は3つのポイントを挙げている。1つめは、夏場が長期化していることを受け、売り場を早く準備してきたこと。2つめは、Tシャツの機能性をPOPで分かりやすく説明したこと。3つめは、ビジネスシーンでのTシャツ着用が定番化してきたことだという。

冷感レイヤードTシャツの特徴

冷却効果が持続する内側のインナー

　同社が今夏展開している2枚仕立てのレイヤードTシャツ（4290円）は、外側（1枚目）と内側（2枚目）にひんやりと感じる接触冷感素材を採用。内側には、放熱効果のある鉱石と水晶をパウダー状まで砕き繊維に練り込む（プリント加工）ことで、体の熱を外へ放出し、太陽からの遠赤外線を遮熱する。結果、衣服内の体温上昇を抑制し冷却効果が長く感じられるという。

ストレッチ性がある