アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(東京都港区)は、過去12カ月間に3回以上オンラインショッピングを利用した1000人を対象に「デジタル決済に関する実態調査」を実施した。その結果、オンライン、店舗での買い物においてともにクレジットカードの決済率が最も高い一方、20〜30代においてはモバイルアプリやQRコードの使用率が他の年代と比較して高い傾向がみられた。
オンラインショッピングで最も頻繁に利用している決済方法は、クレジットカードが71%で最多だった。モバイルアプリは30%、銀行振込や代金引換などの現金利用は27%となった。圧倒的にクレジットカードが高くなった理由として、モバイルアプリはクレカと比べると比較的新しい決済方法である点、対応店舗数が限られていることなどが影響していると同社は推測している。
年代別にクレジットカードの使用率を見ると、50代で最も高くなった。またモバイルアプリの使用率では、20代(44%)、30代(38%)といった若年層で顕著に高いことが分かった。
店舗における利用率については、クレジットカード(54%)が最も高く、QRコード(49%)、現金(47%)が続いた。クレジットカードの使用率は、60代(58%)、50代(63%)に高い傾向がみられ、QRコード利用率は20代(58%)と30代(59%)で高くなった。
モバイルウォレット(Apple Pay、Google Pay、QUICPayなど)について、使用したことがないと回答した人は約70%となり、特に高齢の消費者に高い傾向がみられた。
モバイルウォレットを利用しない理由については、「この決済方法を導入していない」(35%)、「使い方が分からない」(25%)、「利用可能な場所が分からない」(17%)といった理由が多くなった。
調査は2023年11月14〜19日、過去12カ月間に3回以上オンラインショッピングを利用した18〜64歳の成人1009人を対象にオンラインで実施した。
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