「第二新卒採用」「ポテンシャル採用」といった、ターゲットを明確にした募集に魅力を感じる20代は半数超――就活・転職情報サイトを運営する学情(東京都中央区)が、そんな調査結果を発表した。20代は転職においてどのような募集形式に魅力を感じているのだろうか。
転職において「10月1日入社」「4月1日入社」など、入社時期が明確な募集に「魅力を感じる」とした20代は、32.1%に上った。「どちらかといえば魅力を感じる」(30.3%)と合わせると、6割以上の20代が、入社時期が明確な募集に魅力を感じていることがうかがえた。
具体的には「同じ時期に入社する人がいると安心できる」「企業側も受け入れ準備がしやすいと思うので、研修などの体制が整った状態で入社できそう」など、安心感を感じるという趣旨の意見が寄せられている。
「第二新卒採用」や「ポテンシャル採用」など、20代がターゲットであることを明確にした募集については、「魅力を感じる」とした20代が54.1%だった。「どちらかといえば魅力を感じる」(31.9%)と合わせると、9割に迫る結果となっている。「採用対象になるかが分かりやすい」「積極的に若手採用を実施していることが分かる」「経験がない場合でも、自信をもって応募ができる」といった声が上がった。
「幹部候補採用」など、幹部候補として育成するキャリアプランがある募集については、「魅力を感じる」とした20代が19.8%という結果に。「どちらかといえば魅力を感じる」(24.4%)を合わせると、こうしたキャリアプランがある募集に魅力を感じている20代は4割以上となっている。回答の理由としては「キャリアの可能性の幅を感じる」「目指すべき指標、プランが明確になりやすい」「将来、会社の幹部として働くことに魅力を感じる」といった声が上がった。
調査は7月12〜28日に学情のサイト「Re就活」と「20代の働き方研究所」への来訪者に実施。495件の回答を得た。
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