片面使いも両面使いも可能！ パーティー需要を意識 ドウシシャ、「evercook」初のホットプレートを発売：プロダクトInsights

[堀内ひろ，ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

　生活関連用品の企画開発・販売を行うドウシシャ（大阪市）は、キッチンブランド「evercook」初となる調理家電のホットプレート「evercook DECO DUO GRILL」を公式オンラインストアで発売した。 価格は2万2000円。

evercook DECO DUO GRILL（出典：ドウシシャ、以下同）

　evercookは、2012年からフライパンを中心に展開してきたキッチンブランド。ホットプレートは焼きムラが起こりやすく、おいしく焼けなかったり、使った後にしまうのが大変だったりすることから、おいしく焼けて「ずっと使いたくなる」家電を目指して、evercook DECO DUO GRILLの開発に至ったという。また、パーティーをする機会が増える時期に向け、一般販売を開始した。

evercook DECO DUO GRILLの特徴は

　evercook DECO DUO GRILLは、それぞれ火加減を調整できる2枚のプレートが特徴。食材に合わせた焼き加減を調整でき、片面で焼肉を高温で焼き、野菜はじっくりと低温で焼くことなども可能。片面だけでも使えるので、卓上のスペースをとることなく、熱々の食事を楽しめるようにした。

プレートは片面、両面でも使用可能

　プレートには、シーズヒーターを埋め込んだ独自の鋳込（いこ）みヒーターを採用。焼きムラが起こらないような配置で、端でも同じように火力が高くなっている。温度調節範囲は80〜230度。

独自構造の鋳込みヒーター

　2枚のプレートの間には、余分な油を落とせるスリットを設置。一般的なホットプレートでは油の逃げ場はなく、余分な油を取り除く必要があるが、evercook DECO DUO GRILLではスリットを付けることで、油を逃がして、ヘルシーな食事を楽しめるようにした。

油落としスリットを設置

　一般的なホットプレートだと、箱にそのまま入れて収納するところ、evercook DECO DUO GRILLはプレートが取り外し可能なので、組み替えることで収納も簡単にした。本体脚部にマグネットがあり、収納バンドでたばねることで、パーツがバラつくことなく安定して収納ができ、棚の隙間にも入れられる。付属の収納袋で、手軽に持ち運びできるようにもなっている。

収納も簡単に

　サイズは2面使用時は42（幅）×30（奥行）×8（高さ）センチ、1面使用時は28×30×8センチ（同）。重さは3.3キロ（すべてのパーツを収納バンドでまとめた状態）。