セブン‐イレブン・ジャパンは9月2日から、2025年正月向けおせちの予約受付を、全国のセブン-イレブン店舗とネットサービス「セブンミール」で開始する。前年の9月18日から、16日前倒しでの受付開始となる。
同社は1987年から正月向けのおせちを販売。2024年正月のおせちは20万台以上を売り上げた。2025年については、物価上昇などを背景とした生活防衛意識の高まりを受け、経済性のある商品の需要が高まっていると分析。一方で、「ハレの日」における“特別感”のある商品を求めるニーズも継続しているとして、「定番商品」と「特別なおせち」で計6品のラインアップを取りそろえた。それぞれ3サイズずつ展開する。
同社デリカテッセン部シニアマーチャンダイザーの園田康清氏は商品発表会で、こうした各種おせちについて「大みそかに出荷したその日には、翌年分の開発を始めている。そのくらい、弊社として力を入れている商材だ」と力を込めた。
定番商品としては、スタンダードな具材をバランスよく詰め合わせた「和のおせち 一段重」(6804円)、「和のおせち 二段重」(1万3986円)、「和のおせち 三段重」(1万9980円)を用意。前年と同名のラインアップだが、前年と同名のラインアップだが、それぞれ756円、54円、540円値下げした。原産地を変更するなど、主に原材料の見直しを行ったほか、品数を絞ったことで実現したという。
同社は2024年に入って、値下げ商品を相次いで投入している。7月には「手巻おにぎり しゃけ」「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」(ともに138円)など、低価格帯のおにぎりのラインアップを拡充。100%マグロを使用していたツナマヨの原料の一部にカツオを取り入れるなど、中具の原材料を見直すことでコストダウンを図り、好調な売れ行きを見せた。広報担当者は、定番おせちの価格見直しについても「お求めやすさ」重視の一環だと話す。
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