企業はどのような目標管理をしているのか? 全国の1124人のビジネスパーソンを対象に実施した調査によると、目標管理をしているうちの48.1%が目標管理方法として「MBO」を挙げた。2位以降は「自社独自の目標管理」(19.2%)、「現場運用(現場で上司が各メンバーを適宜管理)」(16.5%)、「プロジェクト単位での目標管理」(9.5%)、「OKR」(6.6%)と続いた。
企業規模別で見ると、最も導入比率の高いMBOは、従業員数に比例する傾向が見られた。「目標管理をしていない」という回答も2割近くに上った。
MBOを導入している企業の従業員が効果として挙げた回答で最も多かったのは「今期やるべきことや必達すべき数値目標が明確になる」(57.0%)だった。2位は「会社のビジョンや経営層の目標・ミッションなどが明確になり浸透しやすい」(45.9%)、3位は「何をすべきかを自分で考え、自分で目標設定ができる」(36.3%)という結果に。
課題についてはどのように捉えているのか? 最も多かった回答は「形骸化している」(31.4%)だった。以降「毎年同じような目標を立てており、発展性がない」(30.1%)、「目標がほぼ決められてしまい、やらされ感が強い」(27.8%)と続いた。
MBOを導入している企業におけるMBOの継続可否については、ポジティブ回答が56.6%、ネガティブ回答が43.4%だった。
調査は、全国の従業員500人以上の企業に勤める会社員を対象にインターネットで実施した。期間は2月28日〜3月31日、有効回答数は1124人。
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