京王電鉄は9月26日、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を発表した。一部の利用客によるカスハラ事例が確認されていることから、同方針の策定に至った。従業員の人権を尊重し、心身ともに健康で安心して働ける職場環境を目指す。
同社はカスハラに当たる行為として、身体的・精神的な攻撃や威圧的な言動、要求の過度な繰り返し、土下座の強要など過度な謝罪要求、従業員を無断で撮影、録画、録音する行為、正当な理由のない商品交換や金銭の要求などを挙げている。
カスハラに該当する利用客に対しては、商品やサービスの提供を断る方針だ。悪質と判断される行為を認めた場合は、警察・弁護士などと連携し、厳正に対処するとしている。今後はカスハラへの対応方法や手順の策定を進めるとともに、従業員への教育や研修の実施、カスハラに関する報告・相談体制を整備するという。
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東急、「カスハラに対する基本方針」 発表 グループ会社ごとの個別方針も制定へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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