「福岡の屋台DX」が好調 LINEや生成AIを導入して、どうなった?AIおいちゃんが登場(1/5 ページ)

» 2024年10月15日 06時00分 公開
[小林香織ITmedia]

 福岡市が誇る「屋台文化」に変化が起きている。福岡市役所では、福岡市屋台基本条例の制定から10周年となる2023年6月に、同じく設立10周年を迎えたLINEヤフーコミュニケーションズ(当時はLINE Fukuoka)とともに「屋台DX」を開始した。

福岡市役所は2023年6月から「屋台DX」を開始した(福岡市役所提供、以下同)

 屋台のLINE公式アカウント(FUKUOKA GUIDE)を開設して、9軒の屋台がある長浜屋台街の個別情報(おすすめメニューなど)を紹介するほか、営業情報や混雑状況を見える化した。

2024年7月にはDXが進化、生成AIを活用した検索サービスも利用できるようになった

 2024年7月には、DXの対象を福岡市内にある約100軒の屋台に広げ、機能もリニューアル。生成AIを活用し、おすすめ屋台を教えてくれるAIおいちゃんなどの検索機能を盛り込んだ。リリースから約2カ月でLINEの友だちが約7000人増え、想定以上の反響があるという。

 屋台DXの狙いや特徴、効果を福岡市の山喜多洋一氏(経済観光文化局文化まつり振興部まつり振興課 にぎわい振興係長)に聞いた。

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