ファミマ、お掃除ロボット×デジタルサイネージで商品訴求 装着された小型モニターで実験

» 2024年10月24日 13時27分 公開
[ITmedia]

 ファミリーマートは10月中旬から26都府県の約60店舗で、多機能型床清掃ロボット「ポム」に装着された小型モニターで、デジタルサイネージ「FamilyMartVision」と連携した商品訴求を行う実証実験を順次開始している。売り上げの効果を検証し、今後の訴求方法を検討する。

photo ファミマ、多機能型床清掃ロボットとデジタルサイネージを連携させる実証実験(提供:ゲッティイメージズ)

 同社は清掃ロボット「ポム」を、2024年2月末までに300店舗に導入。掃き清掃・拭き清掃を自動で行うほか、小型モニターや商品陳列スペースも備えている。

photo 多機能型床清掃ロボット(提供:ファミリーマート、以下同)

 今回の取り組みでは、清掃ロボットに備えられた小型モニターに、FamilyMartVisionと同様の商品告知動画を投影する。ロボットに備えられた陳列棚でも該当商品の訴求を行い、購買へつなげる狙いだ。実証実験によって売り上げの効果を検証し、対象商品の拡大や投影期間などを検討する。

photo 同様の動画を放映するFamilyMartVision

 清掃ロボットには今後、AIカメラの追加実装も予定。床清掃を行いながら商品の在庫状況を従業員に通知し、商品補充を促すといった機能の導入も検討していくという。

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