ファミリーレストランなどで話題のネコ型配膳ロボットを手がける中国のPudu Roboticsが、今度は清掃ロボットを日本市場に投入する。グローバルでは60の国と地域に事業を展開。配膳・配送、清掃の両分野で、6万台を超える商用ロボットの導入実績を誇る。
国内の清掃分野で「まずは3000台、長期的には100万台を目指す」――同社創設者でCEOの張涛(ちょう・とう)氏が強気の目標を掲げる背景には、どんな理由があるのか。
2021年に日本法人を設立し、国内市場に本格参入した同社。ネコ型配膳ロボット「BellaBot」は、ガスト、バーミヤン、ジョナサンほかを展開する外食大手すかいらーくグループなどが導入。“ネコ語”を話すなど愛らしい振る舞いがSNSなどでも話題となり、LINEスタンプやキャラクター商品も登場するなど、マスコット的存在にもなっている。
一方でその内部には、AIを用いた音声機能のほか、多数のセンサーによる障害物回避機能、自己位置を特定してマッピングする機能など、安定した自律稼働に必要な最新技術が搭載されている。
Pudu RoboticsではBellaBotをはじめ、国内ではすでに6機種の配膳ロボットを展開しており、導入実績は7500台以上に上る。配膳ロボットで培ったノウハウを生かし、加えて今回新たに清掃ロボットとして「PUDU CC1」「PUDU SH1」の2機種を投入する。
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