勤務先の営業部門はどんな悩みを抱えているのか――。CRM(顧客関係管理)ツールを手掛けるソフトブレーン(東京都中央区)が調査し、ビジネスパーソン681人から回答を得た。悩みを解決するために、営業パーソンが今一番関心を持っていることとは?
営業部門が抱えている課題として「新規顧客獲得の戦略」が最も高く38.6%に上った。「営業活動の効率化」(35.8%)、「利益率の向上」(31.9%)が続き、「課題はない」という回答は0.4%だった。大多数が何かしらの悩みを抱えているようだ。
業種別で見ると、卸売業では「営業活動の効率化」が40.0%、建設業では「ITツールの活用」が47.6%、情報通信業では「新規顧客獲得の戦略」が45.4%、製造業では「営業活動の効率化」が38.6%となった。
喫緊の課題として最も高いのは「新規顧客獲得の戦略」で13.3%だった。その他「利益率の向上」(9.5%)、「市場ニーズの変化への対応」(7.9%)が上位となった。
抱えている営業課題を解決するためにどのような取り組みをしているのか。最も多かったのは「営業メンバーのスキル強化」で36.6%。「新規顧客開拓」(34.8%)、「ITツール(MA/CRM/SFAなど)の導入」(33.2%)と続いた。
業種別に見ると「ITツール(MA/CRM/SFAなど)の導入」の割合が比較的高かったのは、製造業で37.2%。その他、情報通信業では36.2%に上った。
興味関心のあるキーワードについて、最も多い回答は「【ITツール】AI導入・活用」で37.0%に上った。「営業プロセスの標準化」(29.7%)、「チームのモチベーション向上」(28.6%)、「【ITツール】CRM/SFA導入・活用」(24.8%)と続いた。
従業員規模別で見ると、概ね規模が大きいほど「【ITツール】AI導入・活用」への関心度が高くなる傾向がみられ、1000〜5000人未満の企業では43.2%が、5000人以上の企業では48.0%が「関心がある」とした。
調査は7月17〜31日にインターネットで実施した。
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