「ブラックフライデー」の認知度が8割を突破――電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を運営するONE COMPATH(東京都港区)がそんな調査結果を発表した。食料品や日用品の値上げが相次ぐ中、消費者はブラックフライデーに何を期待しているのか。
ブラックフライデーについて「知っている」とした人は83.7%に。2023年(75.8%)から7.9ポイントの増加となり、2017年の調査開始以来初めて8割を超えた。
年代別に見ると、30〜50代では8割以上の人が認知しているという結果に。特に40代では86.0%、50代では86.2%と高い認知度を示している。
2024年のブラックフライデーにおいては、47.2%と5割近くの人が「買い物をしたい」との意向を示しており、2023年(43.7%)から3.5ポイントの増加となった。
「買い物をしたい」とした人が購入予定の商品・サービスは、「日常的な食料品」(70.5%)が最多に。「ファッション・衣料品関連」(38.0%)、「日用品・衛生用品」(23.8%)が続いた。
食料品や日用品、衛生用品については「米が高いので安くなっている時に購入したい」(40代女性)、「トイレットペーパーやキッチンペーパーなどのよく使う消耗品を買い置きしておきたい」(30代女性)といった、節約志向を反映した声が上がっている。
購入予定の商品・サービスの用途は、「日常使い」(70.7%)が最多となり、「自分へのご褒美」(37.6%)、「節約のためのまとめ買い」(19.3%)が続いた。
購入予算は、「5000円〜1万円未満」が28.4%と最多に。「1万円〜3万円未満」(25.6%)、「3000円〜5000円未満」(17.4%)が続いた。
2023年と比較すると、「3000円未満」(13.6%)および「3000円〜5000円未満」(17.4%)の割合がそれぞれ減少する一方で、1万円以上(1万円〜20万円未満)の割合が増加。ONE COMPATHは「購入予算は増加傾向にある」と分析している。
調査は2024年10月25〜30日、「シュフーポイント」会員に対して実施。1万5823人から回答を得た。
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