「黒」だけのアパレル「マックロ」が8カ月で売り上げ1億円、好調の理由は?累計1万着を突破(1/2 ページ)

» 2024年11月21日 16時32分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 作業着スーツ「WWS」を手掛けるオアシスライフスタイルグループ(東京都港区)は、2024年3月にローンチした黒×高機能限定のアパレルブランド「Macqlo(マックロ)」の累計販売数が1万着を突破し、初年度目標売り上げ1億円を8カ月で達成したと発表した。

 3〜10月のEC売り上げは当初の目標を大幅に超え、計画比850%を達成。10月の単月売り上げは過去最高を記録したという。

黒×高機能だけのアイテムを扱うブランド「Macqlo(マックロ)」(出典:プレスリリース、以下同)

「服選びは面倒だけど、こだわりはある」30〜40代男性に向けて

 Macqloは「ファッションの悩みなんて、すべて真っ黒に塗りつぶせ。」をコンセプトに、「服選びは面倒だけど、こだわりはある」30〜40代男性の悩みを解決するアパレルブランドとして誕生。

 各アイテムにストレッチや撥水、速乾、耐久性に優れた独自開発素材「ultimex(アルティメックス)」を採用。防水や耐水、防風性に優れた高機能アウターのほか、軽量薄手でも高い保温性を発揮するハーフコート、自宅洗濯機で丸洗い可能なノーカラーニットジャケット、型崩れしにくいニットパンツなどを展開している。

アウター「ultimex all weather tech coat」3万8500円(左)、ハーフコート「[ultimex×polartec] washable zip half coat」3万3000円(右)
ノーカラーニットジャケット「ultimex washable knit jacket」1万8700円(左)、ニットパンツ「ultimex washable knit pants」1万9800円(右)

 同社は、売り上げ向上のためにカラーバリエーションやシーズンごとのトレンドアイテムを多く取りそろえているアパレルショップに疑問を抱き、色の選択肢を需要の高い黒一色に絞ることを選択。飽きにくく高機能で長く愛用できるアイテムだけを取りそろえることで、顧客のニーズを満たしつつ、アパレルの抱える在庫消化のためのセールや廃棄問題などを解決したいと考えたという。

常設1店舗の旗艦店「Macqlo MIYASHITA PARK」

 2024年6月には、東京・渋谷に常設1店舗となる旗艦店「Macqlo MIYASHITA PARK」をオープン。店頭では60以上のブランドを取り扱い、黒×高機能に該当するアイテムをセレクトしている。店頭での売り上げ構成比は、PB(プライベートブランド)が6割、セレクト商品が4割となっている。

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