冬の賞与について「今年予想している冬の賞与額」は平均50.4万円で、前年の実績である50.1万円とほぼ同水準だった。
一方で「生活に必要最低限だと思う冬の賞与額」は平均53.7万円、「自分の仕事に見合う理想の賞与額」は平均87.3万円と、現実とのギャップが大きい。
「物価高を考慮した額で支給されると思うか」について「そう思わない」と回答した人は32.7%、「あまりそう思わない」は28.7%と、合計すると6割以上が賞与額に物価高が考慮されていないと考えていることが分かった。
前年の冬の賞与額について「納得していない」が51.3%(「あまりそう思わない」29.0%、「そう思わない」22.3%)と半数を超えた。直近の評価に対する納得感についても「納得していない」が56.1%(「あまりそう思わない」31.9%、「そう思わない」24.2%)と、同様の傾向を示した。
賞与額への納得感がない理由として「評価へのフィードバックがない」「正当に評価されていない」などの声が挙がった。納得感がある人からは「上司からのフィードバックに納得感があった」「会社の業績についての説明がきちんとあった」などの意見が寄せられた。
賞与額に関するフィードバックについて「フィードバックも結果の共有もない」が32.5%と最多で、「フィードバックはなく、結果のみ知らされる」20.1%と合わせると、52.6%の人がフィードバックを受けていないことが分かった。
マイナビのキャリアリサーチラボ研究員の朝比奈あかり氏は「賞与額への納得感を高めるには、評価に関するフィードバックの制度化が重要。特に20代は賞与額の低さが転職理由となりやすく、企業側の対応が求められる」と考察した。
調査は2024年11月1〜4日にインターネットで実施した。
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