35万円の「お菓子の城」が完売 明治が重さ110キロの遊園地キットを販売した理由(1/2 ページ)

» 2025年01月18日 09時30分 公開

 バレンタインに向けて明治が発売した「お菓子でつくる大きな大きなお菓子の遊園地キット」が話題を集めている。2024年にも「お菓子でつくるお城キット」(27万2200円)を販売し、Amazon限定の5セットが即日完売した。

 今回は観覧車やジェットコースター、メリーゴーラウンドなどをお菓子で再現。1.8(幅)×1.2(奥行)メートルという規模で、総重量は110キロを超える。価格は35万円。発売日は1月21日だが、1月16日に予約受付が終了した(つまり完売)。

photo 明治が「お菓子でつくるキット」第2弾を発売(出所:プレスリリース、以下同)
photo 今作は「お菓子でつくる大きな大きなお菓子の遊園地キット」

 キットの監修・設計は、前回同様に一級お菓子建築士の小清水圭太氏(ワールドチョコレートマスターズ2026日本代表)が手がけた。前作以上の立体感と色彩を追求しており、観覧車は「マーブルチョコレート」を使って鮮やかに仕上げた。

 ジェットコースターは立体的なコースワークを描きつつ、グミ「ポイフル」で装飾を施し、遊園地内にはグミの木々が立ち並ぶなど、細部まで作り込んでいる。

昨年発売した「お菓子でつくる大きな大きなお城キット」

 「遊園地らしい、ワクワクする彩り豊かな仕立てを目指した」と、同社グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部の杉山詩織さんは語る。

 ジェットコースターは「ミルクチョコレート」のみの設計からスタートしたが、よりカラフルな印象を求めてデコレーションを追加。城壁にも「マーブルチョコレート」を取り入れるなど、装飾にこだわった。

photo 今年は色彩や立体感にこだわった

 監修者の小清水氏は「たけのこの里派」を公言しており、遊園地の奥にある城も「たけのこキャッスル」とするなど思い入れを形にした。一方で、園内のどこかに「寄り添い合うキノコの山」が隠されており、遊び心も光る。

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