2024年11月に「フリーランス新法」が施行されてから2カ月が経過した。フリーランスの働き方はどのように変化したのか。日本デザイン(東京都豊島区)が運営するWEBデザインスクール「デザスク」が調査を実施した。
フリーランス新法について「名前は聞いたことがあるが内容は知らない」が最も多く、48.1%。「制度の概要をおおまかに知っている」は41.0%となった。一定の認知度が確認された一方、制度の詳細について十分浸透していない現状が明らかになった。
フリーランス新法施行によって変化が「あった」と回答した人は合わせて33.0%に上った。内訳は「非常にそう思う」が0.8%、「そう思う」が8.7%、「どちらかといえばそう思う」が23.5%。
変化を感じた理由は「書面による取引が多くなった」が最も多く、79.3%に達した。以降は「報酬の支払い期日が明記されることが多くなった」(49.4%)、「クライアントの対応が良くなった」(43.7%)と続いた。
日本デザインは「フリーランス新法が取引環境の改善に寄与している一方で、その内容や意義を広く周知する必要がある」とコメントした。
調査は2024年12月14日に実施。フリーランスとして働く264人から回答を得た。
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